Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方を解説します。Webサイトや資料、プレゼン資料などを作っているときに、「この色、いいな」と思ったことはありませんか?そんなときに活躍するのが、Googleの検索窓にキーワードを入力するだけで使える無料ツール「Google カラーピッカー」です。

この記事では、Googleカラーピッカーの基本的な使い方から、各カラーコードの違い、そしてデザインへの応用方法まで、初心者でも迷わないように徹底的に解説します。



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カラー選択ツール(カラーピッカー)の使い方

1ブラウザを起動させてアドレスバーに「google カラー選択ツール」または「google カラーピッカー」と入力して検索します。

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

2検索結果にカラー選択ツール(カラーピッカー)が表示されます。 こちらのインターフェイスで、色を選択したり、カラーコードを確認したりすることができます。

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

3操作は簡単で、下の色相のスライドバーをドラッグして色相を選択します。次に、上の大きな四角形の中で、彩度と明度を調整します。

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

4選択した色のカラーコードが、HEX、RGB、HSL、HSV、CMYKの形式で表示されます。必要に応じてコピペ・またはアプリケーションに数値を入力して使用します。

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

あとは、WebサイトのCSSや、デザインソフト、プレゼン資料などに貼り付けるだけで、同じ色を再現できます。

「スポイトツール」はありません

Google検索で表示される標準のカラーピッカーには、スポイトツールは搭載されていません。そのため、Webページや画像から直接色を抽出することはできません。もし、画面上の色をスポイトで抽出したい場合は、Chromeウェブストアから「カラーピッカー」や「Eye Dropper」などの拡張機能が使用することをおすすめします。



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HEX・RGB・CMYK・HSL・HSVの違い

Googleの「カラー選択ツール(カラーピッカー)」の使い方・出し方

Googleカラーピッカーには5種類のカラーコードが表示されますが、それぞれに異なる特徴と用途があります。これらの違いを理解しておくと、より効率的に作業を進められます。

HEXコード(16進数)

特徴

#(ハッシュタグ)から始まり、6桁の英数字(例:#FF0000)で色を表現します。

用途

主にWebサイト制作(HTMLやCSS)で使われる、最も一般的なカラーコードです。シンプルで扱いやすいため、多くのWebデザイナーが使用します。


RGBコード

特徴

光の三原色(Red、Green、Blue)の組み合わせで色を表現します。0〜255の3つの数値で構成されます(例:rgb(255, 0, 0))。

用途

ディスプレイやモニターなど、発光する媒体での色の再現に適しています。Web制作でも使われますが、RGBを基準にしているデザインソフトも多いため、デザイナーにはおなじみの形式です。


CMYKコード

特徴

Cyan(シアン)、Magenta(マゼンタ)、Yellow(イエロー)、Key Plate(ブラック)の4色で色を表現します。パーセント(%)で構成されます(例:cmyk(0%, 100%, 100%, 0%))。

用途

主に印刷物で使われるカラーモードです。RGBが光の三原色(混ぜると白くなる加法混色)であるのに対し、CMYKはインクの色(混ぜると黒に近づく減法混色)であるため、印刷物のデザインに欠かせません。


HSLコード

特徴

色の明るさを表現。明度を50%にすると最も鮮やかな色になり、0%で黒、100%で白になります。

用途

Webデザインでの色の調整に広く使われます。より人間の感覚に近いとされ、色を直感的に調整したいときに便利です。


HSVコード

特徴

色の純粋な明るさを表現。明度が100%の時に最も明るく、0%で常に黒になります。

用途

グラフィックデザインや画像処理でよく使われます。明度を上げるほど鮮やかに、下げるほど黒に近づくため、プロのデザイナーに好まれます。


Googleカラーピッカーは、単に色を探すだけのツールではありません。HEX、RGB、HSL、HSV、CMYKといったカラーコードの基本を学び、色の特性を理解するための入り口でもあります。 この記事を参考に、あなたのデザインや制作物に、ぜひお気に入りの色を取り入れてみてください。

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